Friday, January 2, 2015
ワンランク上のおっさんを目指して #2
小生の実家のある名古屋に齢70を過ぎた父親がいる。高度経済成長期にトヨタの関連会社に就職後、技術屋として毎晩深夜まで働く日々。小生幼少の頃は一緒に遊んだ記憶がほとんどない。(それ故、どこかへ連れ出された時のことは強く記憶に残っている。と、言っても、産業博覧会のようなものだったが。)当時トヨタ車が他メーカーに先駆けて採用したウレタンハンドル・ダッシュボードの基礎技術を確立したらしい(本人談)。
今思い返せば、よくあんなことをと思うが、商品開発のために家に原材料を持ち込んで夜な夜な実験を繰り返していた。頭がくらくらする刺激臭の薬品や原材料、ハンドルフレームや仕事場での失敗作を自宅ガレージに持ち込んで休日もひたすら作業。我が家は完全に工場と化していた。このウレタン事業に区切りがついたと思ったら、海外での工場立ち上げで海外へ。英語もろくにしゃべれないのに欧州と米国で仕事をし、気合と根性だけで初の海外工場進出事業を軌道にのせたらしい。
とにかく根っからの技術屋なのだろう。
例えるなら、ポップ吉村だ。違うのは癇癪もちでないことぐらいだろう(基本、気が弱い)。納得する結果がでるまでやめないあきらめの悪さ、根性は完全一致。見た目も似ている。齢70にしても持論を振りかざしてシルバーセンターから紹介されたアルバイトでも日々トライ&エラーを繰り返す仕事好き。「華々しい」「スマート」とは対極。最近では酒が入った時に、ようやく当時のキツさを懐かしむことがあるが、それも酔ったときだけ。
小生はこの生き様には大きく感化されていて、この数年、この田舎者丸出しの姿、立ち振る舞いこそが、素直にかっこいいと思えるようになってきたものの、まだまだ遠く及ばない。本当の死ぬ気の努力をしているときこそが人生が最大に輝く瞬間。新年を迎え、オフィスで働く手前、耳のウラの加齢臭だけは気にしつつ、このワンランク上のおっさん達に近づくためのたゆまぬ努力をしたいものであります。
